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ベンチャー企業に転職するときの志望動機は?書き方と例文を紹介!

🕒 2021/05/17
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ベンチャー企業に転職するときの志望動機は?書き方と例文を紹介!

設立して間もない企業や、若く勢いのある企業のことをベンチャー企業といいます。

大企業とは違い、革新的なアイデアで新たな市場を開拓していくベンチャー企業は、自由度の高さや個人の裁量の高さが魅力的です。

大企業とは違う魅力がある分、採用したい人物像や求めているスキルも大企業とは異なります。

転職をする際には、志望動機が必須です。

しかし、いきなり「志望動機を書こう!」と思っても、何を書いたらいいのかわからないでよね。

この記事では、ベンチャー企業が求めている人物像や、好印象を与える志望動機を紹介していきます。

志望動機は転職が成功するかどうか、大きな役割を担っていますので、ベンチャー企業に刺さる志望動機を書いて転職を成功させましょう!

この記事の監修者
藤井様のお写真
藤井 佐和子(ふじい さわこ)

株式会社キャリエーラ 代表取締役
キャリアアドバイザー
1968年生まれ。
大学卒業後、カメラメーカー海外営業部にて3年半従事、その後前職インテリジェンス(現:パーソルキャリア)では創業期の1994年から8年間派遣事業部と紹介事業部の立ち上げに携わる。
2002年(株)キャリエーラを立ち上げ企業研修や講演、個人向けに延べ17000人以上のカウンセリング実績。
主な著書に『どんな職場でも求められる人になるために いますぐはじめる47のこと(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』、『女性社員に支持されるできる上司の働き方(WAVE出版)』など多数。

※本ページにはPRが含まれます。

ベンチャー企業が求めている人物像3つ

志望動機を書く前に、まずはベンチャー企業が求めている人物像を理解しましょう。

ベンチャー企業が求めている人物像は、以下の3つです。

  1. 自分で考えて行動できる人
  2. 変化を恐れず順応できる人
  3. 成長意欲が高く、チャレンジ精神の高い人

それぞれ詳しく解説していきます。

①自分で考えて行動できる人

ベンチャー企業は人が少ないため、一人ひとりの裁量が大きいです。

その分指示された仕事をこなすのではなく、自分で考えて行動する主体性を重要視しています。

マニュアルや細かい指示も大企業に比べると少ないので、受動的な態度で仕事を待つだけでは、ベンチャー企業では活躍できません。

自分の考えを持ち、その考えを自発的に行動できるひとをベンチャー企業は求めています。

②変化を恐れず順応できる人

ベンチャー企業は中小企業、大企業と比べて意思決定がはやいです。

そのため、突然会社の方針が変わることもあります。

意思決定がはやいことがベンチャー企業の強みでもあるため、社内で大きな変化があった時に柔軟に対応でき、楽しめる人が向いています。

逆に、一つの形に固執して変化を嫌う人にはベンチャー企業は向いていません。

③成長意欲が高く、チャレンジ精神の高い人

ベンチャー企業はまだ成長段階の市場をターゲットにしたり、広く知られていない製品やサービスを扱ったりします。

そのため、新しい挑戦を恐れるのではなく、積極的にチャレンジしていく姿勢が大切です。

社内でほかの社員とお互いに刺激しあえて、組織全体を活性化できる人材が求められます。

ベンチャー企業へ好印象を与える志望動機のポイント3つ

ベンチャー企業へ好印象を与える志望動機のポイント3つ

「入社後に自分は何ができるか」を最もアピールできるものが志望動機。

志望動機で採用担当者に好印象を与えるには、大企業とベンチャー企業で異なるアプローチがあります。

ここではベンチャー企業で好印象を与えられる志望動機を紹介します。ポイントは、以下の3つです。

  1. なぜベンチャー企業で働きたいのか目的が明確
  2. 企業理念に共感している
  3. 給与や待遇以外での魅力を伝える

それぞれ詳しく解説していきます。

①なぜベンチャー企業で働きたいのか目的が明確

採用担当者は、「なぜ安定している大企業ではなく、ベンチャー企業を志望するのか」を知りたいと思っています。

採用すると企業側は給与を支払いますし、採用コストも教育コストもかかります。

そのため、一度採用した社員にできるだけ長く働いてもらいたいです。

中小企業や大企業ではなく、ベンチャー企業を志望する理由や熱意を伝えることができればすぐに辞めなさそうと思ってもらえます。

企業側も入社後のミスマッチをなくしたいと思っているので、なぜベンチャー企業を志望するのか、具体的に伝えましょう。

②企業理念に共感している

少ない人数で事業を成長させていくベンチャー企業では、企業理念や社長の考えに賛同できなければ、その企業での活躍が難しいです。

逆に深く共感できれば、高いモチベーションを持って組織の成長に貢献する人材になれます。

企業理念は企業のホームページに載っていますので、ホームページは必ず確認しましょう。

企業のホームページには、企業理念だけではなくどんな人材を求めているか、詳しい事業内容なども詳しく書いてありますので、志望動機を作るヒントがたくさん詰まっています。

応募する前に、一度企業のホームページは確認することがおすすめです。

スキルや経験が足りなくても、企業理念に共感している姿勢を見せることで好印象を与えられます。

③給与や待遇以外での魅力を伝える

ベンチャー企業は少ない資金で大きなチャレンジをすることが多いです。

どうしても中小企業や大企業に比べて、給与やボーナスなどの待遇面で劣ってしまいます。

給与や待遇面だけだと、同じ条件の企業ならそこでもいいと思われてしまうんです

給与や待遇面での魅力を伝えたいなら、他の魅力も伝えるようにしましょう。

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志望動機は、入社したい理由を聞かれているだけではありません。自分を採用するメリットを伝えることも忘れずに。経験が浅くても、ヒューマンスキルの高さ、リーダーシップ力など、入社したら社内のモチベーションアップに役立つことをアピールすることで採用につながることがあります。

ベンチャー企業へ転職するときの志望動機の構成は?

ベンチャー企業へ転職するときの志望動機の構成は?

志望動機は、構成がとても大切です。

構成がうまくいかないとなにを伝えたいのか、自分の魅力もアピールできません。

逆に、構成がうまくいけば伝えたいことがしっかり伝わり、説得力を持たせられます。効果的な構成は以下の通りです。

  1. 結論
  2. 根拠
  3. エピソード
  4. 問題
  5. 行動
  6. 結果
  7. 結論

①結論「私は〇〇という点で貴社を志望しました。」

ベンチャー企業は志望動機を重視しているため、志望した動機を最初に明確にすることで採用したい人材かの判定にもなります。

結論を後回しにしてしまうとそれだけで評価がさがってしまう場合がありますし、採用担当は何人もの志望動機を読むため、そもそも読んでもらえないこともあります。

最初に結論を提示することでアピールのインパクトも出て、採用担当者の印象に残りやすいです。

わかりやすい明確なポイントをひとつ、伝えましょう。

他の会社でも通用するような志望動機はNGです。

結論から述べることは、志望動機だけではなく面接の際にも大切です。

②根拠「なぜなら、〇〇という経験で〇〇と考えたからです。」

①で伝えた、結論に至った理由を述べましょう。

ただ理由を伝えるだけではなく、経験と一緒に伝えることで、しっかり考えたうえで志望しているとわかります。

入社意欲の高さや、頑張っていきたいという姿勢を伝えるためにも、根拠は明確にしましょう。

③エピソード「私は〇〇で〇〇という経験をしました。」

結論を述べたあとは、その根拠となる具体的なエピソードを伝えます。

志望動機に説得力を持たせることができますので、なぜその業界を選んだのか、なぜその企業を志望しているのかが伝わるエピソードにしましょう。

ベンチャー企業にマッチする人材であること、その会社に貢献し、活躍できる人材であることをアピールしてください。

前職の経験だけではなくても、学生時代の部活動やアルバイト、ボランティア活動などでも、自分が経験したことならなんでも大丈夫です。

特にないという方は就活での体験談でも伝わります。

「企業研究をして顧客の声を第一に考えている点に共感した」
「職場の雰囲気や仕事内容に魅力を感じた」

などは、入社意欲が高い印象を与えられます。

④問題「その経験で〇〇という問題が起きました。」

エピソードを伝える上で、経験を通してどんな問題に直面し、それをどう解決したかがポイントになります。

問題を乗り越えた経験を伝えることで、会社に貢献できる人物だと示せます。

直面している状況を、体験をしていない人でもイメージしやすいようにわかりやすく簡潔に伝えましょう。

⑤行動「そのため、私は〇〇をおこないました」

直面した問題に対して、どのような行動をとったのか記載します。

誰かに指示されたり、おこなわせたりした内容ではなく、自ら積極的におこった行動を書きましょう。

志望する会社にマッチする行動であると良いです。

行動を明確にわかりやすく、1行程度で記載しましょう。

⑥結果「その結果、〇〇になりました」

行動に出た結果、直面した問題がどうなったのかを記載します。

会社では過程よりも結果が求められます。

具体的にどういう成果が出たのか、問題が生じた時点と行動に出た後の違いをわかりやすく数値で記載してください。

数値で記載することによって、客観的に結果を証明できますよね。

⑦結論「その経験を活かし、貴社で〇〇に貢献していきたいと考えています。」

エピソードの経験をただ書くのではなく、その経験を活かしてどのように活躍し、どのように会社に貢献できるかを記載します。

入社後の目標や、自分の強みを会社でどう活かしたいかを考えてください。

「頑張ります」「成長します」といったどの会社でも通用する結論付けはNGです。

〇〇という点で貢献したいと具体的に記載し、会社のために自分ができること、社会貢献を考えていることを伝えましょう。

ベンチャー企業に転職する際の志望動機例

以上の解説を踏まえて、実際の志望動機例を紹介します。

例文を参考に、自分らしい志望動機を考えてみてください。

Web・ITベンチャー企業の志望動機例

貴社のインターネットサービスを通じて、より便利な社会の実現を目指したいと考え志望いたしました。現在、IT事業は私たちの生活に欠かせないものとなっています。
貴社の高度な技術を一般化し、多くの人が便利に暮らせる社会に貢献しているところに、大きな魅力を感じました。
私も、インフラ化の基盤をより確実にすることによって、より生活を豊かにするための仕事をしたいと思いました。
現職で培った営業のスキルを用いて、戦略立案から実行までおこない、貴社のさらなるサービス拡張に貢献していきたいと考えています。

エンジニア向けの志望動機例

貴社を志望したのは、〇〇〇というアプリにであったことがきっかけです。
とても工夫されていると感じ、どんな会社が開発しているのだろうと思って調べたところ貴社のホームページにたどり着きました。
貴社の「〇〇〇〇〇」という企業理念に大変共感いたしました。
ユーザーを第一に考え、わかりやすさを徹底的に追求している貴社では、メンバーひとりひとりがさまざまな手段で常にスキルアップをしているとお聞きします。
学生時代に独学でプログラミングを始めた経験もあり、自分で新たなスキルを身に付けるために勉強していた経験を活かしたいと思いました。
貴社のような少数精鋭のチームで、開発スキルを最大限まで高め、御社に貢献したいと考えています。

営業向けの志望動機例

少数精鋭のチームで高い利益を達成している貴社で、チームの一員として営業の仕事をしたいと思い志望いたしました。
貴社はノルマが厳しいと聞きましたが、あえてそういった環境に身を置くことで自らの営業スキルを高めていきたいと思っています。
クライアントの営業だけに留まらず、マーケティングやエンジニアなどの勉強もして、将来的には幅広い分野で活躍したいです。

実はベンチャー企業だとNGな定番志望動機の例

実はベンチャー企業だとNGな定番志望動機の例

中小企業や大企業では定番の志望動機でも、ベンチャー企業では好まれないこともあります。

以下の2つは定番の志望動機には気を付けましょう。

  • 入社してから勉強したい、成長したい
  • ライフワークバランスを重視したい

入社してから勉強したい・成長したい

強い向上意識や成長意欲は、ベンチャー企業で活躍するうえで大切です。

しかし、未経験の業界で勉強するために入社したいという理由は、良い印象を与えにくいです。

この企業を踏み台にして大きくなりたいというニュアンスも感じられてしまいます。

ベンチャー企業では、組織を利用して自分を成長させる人材ではなく、自分が成長することで組織に貢献できる人材を求めています。

ライフワークバランスを重視したい

働きやすさをアピールしているベンチャー企業では、ライフワークバランスを重視したいという志望動機を言ってしまうこともあります。

しかし、ベンチャー企業はチームの人数が少ないため、ときには残業や休日出勤をしなくてはいけません。

すべての企業にあてはまるわけではないですが、ライフワークバランスや働きやすさを一番の理由にしてしまうと、残業をしたくない人、休日出勤をしたくない人と判断されてしまいます。

そもそも、ベンチャー企業とは?

ベンチャー企業に、明確な基準や定義はありません。

一般的にベンチャー企業というと、独自のアイデアや技術をもとに新しいサービスやビジネスを展開する企業というイメージがあります。

成長過程の企業であり、多くは小規模から中規模です。

ベンチャー企業のなかでも、特に新しいビジネスモデルで短期間に成長している企業をスタートアップといいます。

企業規模も組織形態も関係ないので、法人ではないスタートアップもあります。

ベンチャー企業について更に詳しく知りたい方は、こちら↓の記事もご覧ください。

ベンチャー企業に転職して失敗する人の特徴

ベンチャー企業がどんな会社なのか、なんとなくご理解いただけましたか?

理解できていないと、入社してからのミスマッチに繋がります。

ベンチャー企業に転職して、失敗してしまう人の例を紹介いたします。

具体的には、以下の3つです。

  1. イメージしていた仕事とは違った
  2. 前職とのギャップが大きい
  3. 経営者の理念に賛同できない

①イメージしていた仕事と違った

ベンチャーへのイメージが、自分の裁量で自由に仕事できると思っているとギャップを感じやすいです。

ベンチャー企業ではひとりひとりの裁量が大きいかわりに、責任も大きくなります。

突発的な課題にも、ひとりひとりが自発的に対応しなくてはいけません。

ベンチャー企業の自由で良いところばかりではなく、その反面責任も大きく仕事量が増えることも理解しておきましょう。

②前職とのギャップが大きい

中小企業や大企業では、人数も多く部署が明確なため、自分の役割に専念できます。

しかし、ベンチャー企業ではさまざまな業務をひとりでおこなうことが多いです。

自分の担当ではなくても業務を任されることがあります。

前職が専門職だった方は、特に入社後にギャップを感じやすいです。

③経営者の理念に賛同できない

ベンチャー企業では人数が少ないため、経営者に近いポジションで働けます。

経営者の意見をダイレクトに聞くことができる分、意見に賛同できないと衝突が起こりやすいんです…。

企業のホームページを確認し、企業理念や業務内容に共感できないのに入社してしまうと自分が苦しむことになります。

藤井様のお写真
ベンチャー企業は、大手以上に変化が激しいため、それを楽しめ、予測と違うことが起こってもポジティブに捉えられる人には成長する機会もたくさんあります。一生一社の時代ではありませんから、ベンチャー企業での経験を足掛かりに未来を切り開くくらいのつもりでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ~ベンチャー企業の転職では志望動機が重要~

ベンチャー企業への転職は、職歴や学歴よりも志望動機が重要です。

志望動機で入社への熱意を伝えることができれば、採用の可能性は高くなります。

志望動機を書く際のポイントは、以下の3つです。

  1. なぜベンチャー企業で働きたいのか目的が明確
  2. 企業理念に共感している
  3. 給与や待遇以外での魅力を伝える

伝わりやすい志望動機を書いて、ベンチャー企業への転職を成功させましょう!

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