外資系広告企画制作会社の
代表取締役社長 兼 クリエイティブディレクターを経て
この約十年で、
一般企業・広告系企業・映像系企業・IT/WEB系企業・
ゲーム会社で顧問39社歴任、現在5社の顧問。
大学非常勤講師1校・大学客員教授1校・
専門学校非常勤講師3校で歴任。編著9冊。
クリエイター志望やクリエイター等を
支援するための講演・研修100件以上展開 。
すべてのひとが、すべてのことが、クリエイティブであるべきだと考え、
考えるひとを増やす 考える機会を増やす 考えるひとを育てる
をモットーに、人材(企業)育成コーチングを展開している。
佐藤良仁HP
採用されるポートフォリオの作り方!職種ごとにポイントを解説!
クリエイティブ職の就職、転職で欠かせないのがポートフォリオ(作品集)です。
ポートフォリオは、自分のスキルを相手に知ってもらうための名刺や履歴書のようなものです。
「どんなポートフォリオが人の心を動かすの?」「どんなことを意識して作れば自分のスキルをアピールできるの?」
初めて作る人にとっては、ポートフォリオを作ることは難しいと感じてしまうかもしれません。
しかし、コツ・ポイントを押さえれば、誰でも魅力的なポートフォリオを作れます!
今回は、ポートフォリオの作り方を未経験者にもわかりやすく解説していきます。
ポートフォリオは自分を表現する作品集
ポートフォリオは、自分がしてきた仕事や、学んできたデザインを知ってもらうための作品集です。
就職活動や転職の際に必要なイメージが多いかもしれませんが、SNSなどで自分の活動を発信するアピール材料にもなります。
パソコンスキルや語学スキルは資格として表現ができますが、デザインスキルは資格では表しづらいですよね。
そのため、自分の作品をまとめたポートフォリオが必要になります。
企業はポートフォリオを見て、その人がどんな作品を作っているのか、どの分野を得意としているのかといったスキルを判断するのです。
ポートフォリオの本来の意味
ポートフォリオはクリエイティブ職においては、「作品集」の意味として使われておりますが、本来の意味は「書類入れ」です。
書類を綴じるファイルではなく、自由に出し入れできる書類入れという意味です。
つまり、一度作ったら完成ではなく、届ける相手によってアピールポイントを変える必要があるという意味合いが含まれています。
「アピールしたいこと、伝えたいことがたくさんある!」という方もいるかもしれませんが、それは注意が必要です。
ポートフォリオは相手にアピールするものですので、自己満足にならないように気を付けてください。
自分に自信がある作品をアピールすることも大切ですが、企業などアピールする相手に合った、相手の心を動かすポートフォリオを作成しましょう。
アピールしたいポイントをピックアップして、その中から特に伝えたいことを整理するとまとまりやすくなります。
整理してわかりやすく伝えることもスキルの一つです。
ポートフォリオに重要なのは印象に残る"わかりやすさ"
相手はいくつものポートフォリオを見ている場合が多いです。
特に就職や転職の場合は、採用担当は何人も面接をするので、そのなかで印象に残るポートフォリオを作る必要があります。
相手の印象に残すためには、まずはちゃんと見てもらわなくてはいけません。
ごちゃごちゃしているポートフォリオは、読み手側としては読む気をなくしてしまいます。
一目見てどんな内容かがわかるポートフォリオを意識しましょう。
更にいうと、他の人との違いが伝わるようにするとなお良いです。
ポートフォリオに載せる内容は以下の五つです。
- 目次
- 自己紹介
- 将来の方向性
- 作品紹介
- 自己PR
それぞれ項目ごとに説明していきます。
①目次
目次を作る一番の目的は、一目でわかりやすくするためです。
最初に目次を作ることで、ポートフォリオの概要を伝えられます。
より丁寧という印象を与えられますので、まず目次を作成しましょう。
②自己紹介
自分を知ってもらうためには、まずは自己紹介が必要ですよね。
記載する内容は、以下の六つです。
- 名前
- 生年月日
- 顔写真
- 経歴
- スキル(使用できるソフトウェア等・身に付けている分野)
- 資格、受賞歴
ポートフォリオは、自己紹介と作品紹介がメインです。
転職や就職活動の場合は履歴書とかぶってしまいますが、履歴書に書いてあるからポートフォリオに自己紹介は必要ないとは思わないでください。
ポートフォリオにも自己紹介は必須です。
経歴はこれまでの経験業務やポジションを記載し、自分を知ってもらいましょう。
自己紹介のページはテキストが中心になってしまいますが、ビジュアルにも力を入れるとポートフォリオとしてのデザイン性もアピールできます。
しかし画像が多すぎてもまとまりのない印象を与えてしまいますので、載せる画像は最小限にしましょう。
③将来の方向性
目指している将来像、入社して何をやりたいか、そのために身に着けたいスキルなどを明記します。
将来の方向性を記載することで会社側も積極性を感じ取れますし、採用後のイメージもしやすいです。
自分が将来何をしていきたいのか明確化することによって、志望動機もうまく伝えられるようになります。
自分の言いたいことをコンパクトに伝わるようにまとめるのが大事です。
④作品紹介
ポートフォリオで最も重要なのは作品紹介です。
作品紹介は、作品を載せるだけではなく、作品の説明も記載しましょう。
作品の説明をすることで、作品の魅力を相手に伝えられます。
以下の六つを記載すると作品の魅力が伝わりやすいです。
- 作品画像
- タイトル
- 作品の概要、コンセプト
- 見どころ
- 作成時の注力ポイント、エピソード
- 成果
作品のねらいや目的、工夫点が伝わるように意識しましょう。
長文になってしまうと伝わりづらいので、5W1Hを意識して端的にプロセスを書くと伝わりやすい文章になります。
作品が多すぎても伝わりづらいので、1ページに1作品、載せても2作品までにしてください。
伝えたい作品は多くあるとしても、ポートフォリオは質が重要です。
15~30作品ぐらいのポートフォリオが、スタンダードですが、短編小説でも長編小説でも質の高い小説は人の心を動かします。ポートフォリオも同じです。載せる点数や載せる作品の内容は、どんなポートフォリオで人の心を動かすか、企画をして決めることが大事です。
載せる作品は、自分が制作した作品と、何を担当したかを明確化すれば一部を制作した作品でもかまいません。
幼少時に作った作品、小中高生時代も含めて学生時代に制作した作品、社会に出てから企業で制作した作品、自主作品なども載せることができます。企画を考えて作品は選びましょう。
⑤自己PR
「自己PRならなんでもいい」なんてことはありません。
なによりも「企業が求めている人材にあてはまる自己PR」にすることが重要です。
企業のホームページを見ると、企業理念や求めている人材が記載してあります。
ホームページを見れば企業の特徴もわかりますので、アピールすべきスキルがわかることもあります。
ポートフォリオを作る前に企業のホームページを確認するようにしましょう。
ポートフォリオの媒体は業界・企業によって使いわけを!
ポートフォリオの媒体は、紙媒体にすればいいのか、Web媒体にすればいいのか、最初は迷うと思います。
結論からいうと、媒体は業界や企業によって使いわけるべきです。
しかし、紙媒体を使用する場合でもメールで提出を求められる場合もあるので、PDFにまとめておくことをおすすめします。
紙媒体とWeb媒体、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
紙媒体とWeb媒体のメリット・デメリットを理解して、自分の作品と印象を伝えるにはどちらの媒体が良いか決めましょう。
紙媒体のメリット
大きい紙に印刷すれば、パソコンやタブレットの画面以上の迫力と細部の表現を伝えられます。
デジタルが苦手な人もいますので、そういう方には紙のほうが親切です。
紙媒体は好きな大きさに印刷できますし、紙質やファイルの種類も作品に合わせて選ぶことができます。
インパクトがある作品を伝えたい場合や、細部までこだわりたい方は紙媒体がおすすめです。
紙媒体のデメリット
自分で印刷しなくてはいけませんので、印刷代、紙の費用、印刷の手間・負担がかかってしまいます。
また、印刷した紙を束ねるファイルが必要ですし、持ち運ぶのが大変です。
Web媒体のメリット
Web媒体では、相手にURLを送るだけで簡単に自分の作品をアピールできます。
SNSでも簡単に発信できるので、自分のことを知らない人にアピールできる点も魅力です。
印刷もしなくていいので、手間やコストが抑えられますね。
Web媒体のデメリット
サーバー代やサイト更新に手間がかかってしまいます。
また、パソコン・タブレッドなど小さい画面で表示する場合には、作品の迫力が落ちたり、細部の表現が伝わらなかったりする点がデメリットです。
ポートフォリオの職種ごとのポイント
ポートフォリオを作るうえでのポイントは、目指す職種ごとに違います。
以下五つの職種にわけてポイントを紹介していきます。
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- UI/UXデザイナー
- CGデザイナー
- 映像制作クリエイター
Webデザイナーのポイント
ポートフォリオサイトを用いてポートフォリオを作成しても良いですが、自身のWebサイトで魅力的なポートフォリオを持っておくとなお良いです。
その際は、ポートフォリオだけを作るのではなく、Webサイト全体のコンセプト設計から考えましょう。
フリーランスのwebデザイナーを希望している場合は、ポートフォリオ作成サイトよりも、オリジナルのWebサイトを作ることで自身の世界観を伝えやすくなります。
デザインを制作した意図を明確に伝えましょう。
Webデザインは数値や反響がWeb上でわかります。
詳細な成果についても触れておくと、取り組んだことや工夫したことが伝わりやすいです。
グラフィックデザイナーのポイント
グラフィックデザイナーは、いかにビジュアルで魅力を伝えるかが重要です。
Webだけではなく、PDFや紙媒体でも準備しましょう。
PDFや紙媒体があることで、作品作成プロセスやこだわった点について解説しやすくなります。
いかに記憶に残りやすく、インパクトのあるポートフォリオを作れるかが重要です。
動画で作成した場合には、動きが表現できるカットを複数枚選びましょう。
UI/UXデザイナーのポイント
UI/UXデザイナーは、デザインだけではなくロジカルな要素も求められます。
サービスのトップページだけではなく、実際にどうユーザーが遷移するかの視点も交えて構築していきましょう。
改善のためにどう取り組んでどんな結果が出たのか、ビフォーアフターを見せる人もいます。
UI/UXデザイナーは、結果や成果だけではなくプロセスも提示することで、より取り組みが伝わりやすいです。
CGデザイナーのポイント
CGデザイナーは、細やかなビジュアル表現が求められます。
できるだけ細部まで作品が見られるように、見やすさを意識してください。
フォントの色をたくさん使ってしまったり、装飾を多く使ってごちゃごちゃしてしまったりしては、見る要素が多くて作品の魅力が伝わりません。
余計な無駄をなくすことで、伝えたい部分がピンポイントで伝わりやすくなります。
映像制作クリエイターのポイント
映像制作や動画編集は、紙やPDF上ではスクリーンショットを用いた画像での説明になってしまいます。
せっかく動画を作っていますので、画像では魅力が伝わりづらいです。
そのため、YouTubeなどに動画をアップし、Webサイトにリンクを設置するのが一般的です。
動画は音楽や迫力など画像では伝えられない魅力を伝えることができます。
ポートフォリオを作るときに気を付けたいポイント
せっかく素敵な作品でも、ポートフォリオで作品の良さを活かせなくては意味がありません。
ポートフォリオを作成するうえで、注意したいポイントが以下の四つあります。
- 作品の羅列になっている
- ページ数が無駄に多すぎる
- 説明が長くわかりにくい
- 個性がない
①作品の羅列になっている
作品を紹介する際に、解説がなく画像でカタログのようになってしまうのは良くありません。
作品を見ただけでは自分が何を考えて制作したのか、正しい意図が伝わらないですよね。
作品をどのように考えてデザインしたか、思考のプロセスや作品の概要を記載しましょう。
記載することによって作品の魅力が伝わりやすいです。
②ページ数が無駄に多すぎる
量と熱心さを強調する企画の場合は変わってきますが、無駄にページ数が多すぎると、見る気をなくしてしまいます。
伝えたい作品がたくさんあるかもしれませんが、スタンダードは、15~40ページです。
作品の中から、受賞歴のある作品など特に自信のある作品を企画に合わせて選びましょう。
大事な部分がしっかり伝わります。
③説明が長くわかりにくい
作品の思考や魅力を伝えたくて、文章が長くなってしまうことはよくあります。
長い説明は読む気をなくすうえに、伝わりづらいです。
伝えたい要点をまとめて、1作品あたり200字~400字で解説してください。
作品紹介だと作品やデザインのみに意識がいってしまいがちですが、文章はアピールポイントのひとつです。
相手の視点を意識して、作品の魅力を引き出す文章を作成しましょう。
④個性がない
自分のポートフォリオは世界に一つだけです。
誰かと同じようなポートフォリオでは意味がありません。
ポートフォリオもひとつの作品だと思って作成してください。
フォントや配置などポートフォリオの細かな部分にまで気を配ると、デザイン性が高くなります。
ポートフォリオ作成時のおすすめサービス5選!
ポートフォリオをWeb上で作る場合に、1から作ると手間がかかってしまいます。
自分でドメイン取得をして、サイトをゼロから構築し、運用していかなくてはいけません。
サイトの構築をしたことがあり、慣れているひとからすると特に問題はありませんが、ふだんコーディングやCMSに触れる機会の少ないタイプの職種にとっては難しいです。
だからといって、Web媒体でのポートフォリオ作成をあきらめる必要はありません!
ポートフォリオ作成サービスを利用すれば、誰でも簡単にポートフォリオを作成できます。
知識がなくても更新できる点も魅力です。
ポートフォリオのためのサービスなので、作品が見栄えするデザインが多くあります。
しかし、デザインの自由度は低いので、デザイナーなどweb上でオリジナリティを出したい場合にはオリジナルでサイトを作ったほうがスキルや魅力が伝わりやすいです。
ポートフォリオを作るためのおすすめ作成サービスを紹介します。
①Portfolibox
Portfoliboxは、全世界で25万人のユーザーが使用しています。
基本的に英語なので、英語が苦手な場合はgoogle翻訳などの翻訳機能を用いましょう。
サイトテンプレートが豊富なので、おしゃれなポートフォリオを簡単に作れます。
また、PCだけではなくモバイルにも対応しているので、モバイルから確認したいときにも簡単に確認できます。
②foriio
foriioは「30秒で作れるポートフォリオ」がテーマのサービスです。
未経験者でもとにかく簡単に作成できるのがメリットで、他の人の作品を見ることができるので参考にもできます。
作品にまつわる「制作ノート」も公開されていますので、作品だけではなくその作品の裏側まで知ることができます。
PSD、PDF、AI、TIFFに対応しており、データをアップするだけで作品を追加できて非常に簡単です。
はじめてポートフォリオを作る方にはおすすめです。
③MATCH BOX
MATCH BOXは、人材業界で有名な大手マイナビが運営するポートフォリオサイトです。
デザインはマイナビのクリエイター職専門のエージェントが作成しています。
そのため、採用担当者が見たいと思っているポイントを伝えやすいデザインが多いです。
画像だけではなく、動画のポートフォリオも簡単に作成できますので、さまざまな職種に対応しています。
使用にはマイナビクリエイターという人材紹介サービスの登録が必要です。
④Tumblr
Tumblrはポートフォリオ専用サイトではなく、ミニブログサービスです。
しかしポートフォリオの作成にも使えます。
日本だけではなく、世界中のクリエイターに支持されている信用性のあるサイトです。
手軽に使用できますし、デザインの種類が豊富です。
センスのいいフォントや画像が使用できますので、簡単におしゃれなポートフォリオを作成できるんです。
⑤Note
NoteもTumblrと同様に、ポートフォリオを作成サービスではありません。
もともとテキスト系のコンテンツが多くありましたが、最近はデザイナーによる作品解説や裏側を語るコンテンツが増えてきました。
Noteはポートフォリオを作りやすいだけではなく、他のサービスに比べてドメインが強いです。
SEO効果が期待できますので、企業に提出するだけではなく個人の発信力としても期待できます。
SNSのようなフォロー機能があるので、 Note上でファンを作ることも可能です。
ポートフォリオ作成時のよくある質問
説明してきたポイントを踏まえていても、作成しているとわからなくなることがあります。
そんな方の手助けになるように、よくある質問をまとめました。
ポートフォリオは縦横どちらで作成するのか
ポートフォリオをどう作るかは自由です。
つまり縦でも横でも決まりはありません。
作りたい企画に合わせて縦か横かを決めましょう。
自分の作品が縦と横どちらが多いかも決めてのひとつになります。
縦位置の作品が多い場合はポートフォリオも縦位置が良いですし、横位置の作品が多い場合にはポートフォリオも横位置で作成することをおすすめします。
紙媒体で作成する場合には、市販のファイルは圧倒的に縦位置が多いことを配慮してください。
ポートフォリオは右綴じと左綴じのどちらが適していますか?
基本左綴じと右綴じどちらでもかまいません。
ポートフォリオは、文章を横組みにした方が使い勝手が良いこともあり、左綴じの方が圧倒的に多いです。
企画上文章を縦組みにしたい人は、右綴じを採用しています。
クリアファイルでまとめて提出するのは不利ですか?
製本にこだわっているポートフォリオも多くあります。
そんな中、ただクリアファイルでまとめただけでは、他のポートフォリオに比べて劣っていると思われるのではないかと不安に思ってしまいますよね。
確かに、第一印象は大切ですので、見た目が良いに越したことはありません。
しかし、重要なのは見た目より中身です。
作品のレベルが高く、ポートフォリオの構成、デザインができていればクリアファイルでも問題ありません。
逆に、どんなに製本に凝っていても中身ができていなければ評価は得られません。
まずは中身にこだわって、余裕があったら製本にもこだわりましょう。
デザイン業界に就職したいけど、具体的な方向は決まっていない場合はどうする?
先ほど、志望する職種によってアピールするポイントが違う点をお伝えしました。
しかし、新卒採用で就職活動を行っている方は特に、デザイン業界には絞っているけど職種はまだ決められていないという方もいらっしゃいますよね。
方向性が定まっていれば、より焦点を絞って自分をアピールできますが、絶対に職種を決めなくてはいけないことはありません。
定まっていない場合には、自分の得意な分野、作品、将来何をしたいかを考えましょう。
その三つを軸にポートフォリオを作成すれば、十分に自分の魅力をアピールするポートフォリオが作成できます。
ポートフォリオを使って面接を突破するテクニック
ポートフォリオは書類選考で使う場合もありますが、面接時にポートフォリオを提出する場合もあります。
その場合にはただ提出するだけではなく、自分の言葉でも伝えることができるので大チャンスです!
自分の言葉で補足することで、ポートフォリオには記載できなかった自分の魅力を最大限に伝えることができます。
作品をアピールする場ではなく、作品を含めた自分の魅力をアピールする場という認識を忘れないでください。
面接官がポートフォリオを見ているのを、ただ眺めているだけは自分の魅力を伝えることはできません。
だからといって、ずっとしゃべり続けていてはポートフォリオに集中できませんよね。
一緒にポートフォリオを眺めながら、補足説明していくことをおすすめします。
面接では、自分が主導権を握ることが大切です。
一緒にポートフォリオを見て補足説明をすることで、主導権を握って主役になれます。
自分の魅力が伝わるポートフォリオを作ろう
ポートフォリオは、クリエイティブ職の就職、転職には欠かせないものです。
いくらスキルがあっても、相手に伝わらなくては意味がありませんよね。
最大限に魅力を伝えられるように、ポートフォリオの作り方の心構えを押さえましょう。
以下の三つです。
- 相手を意識して、自分の個性が伝わる「企画構成」を創意工夫しよう
- 相手を意識して、自分の個性が伝わる「デザイン」を創意工夫しよう
- 相手を意識して、自分の個性が伝わる「ライティング」でも創意工夫をしよう
仮に面接がうまくいかなくても、ポートフォリオで自分の魅力を伝えることができれば評価は変わります。
履歴書、職務経歴書、面接対策も大切ですが、クリエイティブ職ならポートフォリオにも最大限の力を注ぎましょう!