面接官が会いたくなる職務経歴書を書くための12のポイント 2017.10.20
転職するときには、履歴書や職務経歴書などの応募書類の提出が求められますよね。これらは次の面接に進むための書類選考に使われています。その中でも採用担当者が特に重視するのは職務経歴書です。
採用担当者は、応募者の今まで積み重ねてきた経験が自社で活かせるのかを見極めることがメインの仕事ですから。
ここでは、営業、事務、経理、エンジニアなどさまざまな職種で転職を考えている人に向けて、職務経歴書を書く際に注意すべきポイントをご紹介します。
採用担当者が職務経歴書から知りたい5つのポイント
採用担当者が職務経歴書からどのような情報を得て、次のステップに進む方を選ぶのか、ポイントを押さえておきましょう。
企業のニーズに適った人材か
新卒採用ではないので、転職者にはある程度の即戦力を期待します。経験した業務や役職は、即戦力となり得るかを判断するカギとなり、求める人材であるかを見極める材料となるのです。
自身の強みに対する自覚
自分の長所を知り、どこで発揮できるかを明確にアピールできるということは、裏を返せば、企業が求める人材を熟知した上での応募であることを証明できますよね。企業は書類選考ではまず「応募する気はないけどとりあえず書類だけ送っておく」という人を落とすので、自分の長所をしっかり伝えれば落とされる可能性が低くなるわけです。
記載内容の信憑性
採用担当者は、職務経歴書に記載されているスキルや実績は信憑性があるかという点も、当然見ています。信憑性を高めるためには、行き当たりばったりの想像ではなく、これまでに携わった業務内容、習得している能力などについての棚卸しを真剣に行っておく必要があります。
ポテンシャルの高さ
いわゆるポテンシャル採用。実はポテンシャルの高さが求められるのは新卒採用に限りません。これまでの職歴はもちろん重要ですが、今後のやる気や熱意と可能性をアピールする姿勢が伝わってくる文章であるかも重要な決め手となり得ますね。
プレゼンテーション能力
職務経歴書のまとめ方からは、プレゼンテーション能力と情報処理能力を見ることができます。いわば職務経歴書は応募者を売り込むためのプレゼンツールです。伝えたいことを明快かつ簡潔にまとめ、重要なポイントがしっかりと伝わる書き方は好まれます。それはたくさんの情報から大事なことをピックアップし、効果的にプレゼンする能力を表していると言っても過言ではありません。
職務経歴書を作成するときに気を付けたい7つのポイント
採用担当者は、一日に多くの応募者の書類に目を通さなければなりません。興味を持って読んでもらって、会いたくなると思わせるためには次の7つのポイントに心掛けましょう。
適度な文字数と見やすさ
想像してみてください、採用担当者が職務経歴書を見た時に瞬間的に伝わってくるのは文字の混み具合です。余白が目立つ職務経歴書からはもちろん働く意欲を感じられません。かといって、文字がぎっしり詰まった職務経歴書だと読み手が疲れてしまいます。適度な文字数で、かつ漢字と仮名のバランス、見やすさに配慮することが最初に大切なポイントです。
レイアウトの工夫
求める人物像と合致している部分は、冒頭に書いてアピールしましょう。採用担当者が確認したい点をまず最初に示しておくことは大事です。そうすることで読み手の関心を惹き、その後の内容を好意的に受け入れる姿勢につながりやすいといわれています。
一文は短く簡潔に
簡潔明快な短文で「私は仕事ができる人」をアピールしましょう。長文は、結局何を言いたいのかが伝わりにくいだけでなく、誤解を招くことさえあります。場合によっては、プレゼンテーション能力の低さを露呈することも。
求められる職務経験を強調
求められる職務経験を強調して書くようにしましょう。職務経験をただ羅列するだけの人がいますが、即戦力となり得るかの判断材料としてインパクトが薄いです。企業のニーズをきちんと理解した上で応募していることを証明するためにも求められる職務経験は強調して書きましょう。
ITや技術職は専門知識やテクニカルスキルをアピール
時系列に前職の経験を書くようにしましょう。表現にも工夫をこらし、しっかりアピールできる職務経歴書を作成しましょう。プロジェクトの場合は、「規模・目標・成果」などをできるだけ具体的に書きます。特記事項の欄には、資格や受賞歴などスキルの証明につながる客観的な実績を載せるとよいでしょう。
営業職は成果を数字でアピール、販売職は人とは違う工夫点を
営業職の場合、数字で評価できるのでアピールしやすいです。売上高や契約件数、新規顧客獲得数などの実績を数字で示せば説得力がありますね。ただし、業界が違えばもちろん、同じ業界内でも取り扱う商品・サービスや顧客層によって数字の持つ意味も全然違ってくるので、「目標達成率」や「対前年比」などを使えば読み手に取って数字の意味を理解しやすいでしょう。販売職の場合は、接客の際に重宝されるコミュニケーション力や、自発的に工夫した仕事の取り組み方と、その結果をアピールすると効果的です。
ヒューマンスキルを自己PRで売り込む
自己PR書の提出を求められていなくても、職務経歴書に自己PRの項目を作り、強みや能力を売り込むといいでしょう。たとえば、「私のセールスポイント」として強調したいヒューマンスキル(ヒアリング力、統率力、柔軟性、ロジカルシンキング、向上心など)を箇条書きにするのもよいでしょう。
ベストの書き方は転職エージェントに聞こう
今回は、採用担当者が知りたいポイントと、作成時に気を付けたいポイントを押さえて、企業のニーズに合わせて採用担当者が会いたくなるような職務経歴書作成のコツをご紹介しました。その際、曖昧な表現は使わず、自信を持って言い切る表現を使ったほうが信頼性が高いと思われるでしょう。
最後に、履歴書に記載した事項と事実が矛盾していないかの確認も怠らないようにしましょう。
もしやはりどう書けばピンと来なければ、転職キャリアガイドがおすすめする転職エージェントに相談しましょう。プロのキャリアコンサルタントが職務経歴書の書き方を1から丁寧に教えてくれます。
あなたが採用担当者の目にとまる職務経歴書を書けるように、心から応援しています。
北海道・東北 | 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 |
---|---|
関東 | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 |
中部 | 新潟県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 岐阜県 静岡県 愛知県 |
近畿 | 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 |
中国 | 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 |
四国 | 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 |
九州・沖縄 | 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 |